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zoom RSS ANA全日空システム障害で国内線搭乗手続き不能に・・・忘れていくが現実に

<<   作成日時 : 2016/03/22 11:51   >>

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以前、こんな記事を書いたがシステム頼みの怖さというのは、システムが止まったときに分かる。そして、システムが止まったときに、マニュアルがいくらあっても、人は行動できない。事後決裁システムや事後処理システムは、金銭まで自動化していたら・・・¥の確認の方法がないのだから・・・。

http://jp.reuters.com/article/ana-syatem-idJPKCN0WO01X
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160322-OYT1T50030.html?from=ytop_top
http://mainichi.jp/articles/20160322/k00/00e/040/131000c


今日は、ANAに関して別の記事を載せる予定だった・・・ リーマンショック後、全社一丸でANAがどん底を脱するまで・・・酷い記事という内容で以下の内容について「ANAは1950年代の窮地を忘れた企業」がどうなるのかを書くつもりだったが、取りやめることにした。ANAにとっては大変な事態が起きたのだから・・・現実には、ANAにとってではなくANAのシステムを運用管理するシステム事業者にとって最悪の事態である。場合によっては、賠償問題になるだろう。
http://diamond.jp/articles/-/88198?page=3


システムは万能に見えるが、機嫌を損ねることは多々ある。多くの場合は、サーバーのディスク破損や故障、通信機材のトラブル。バックアップシステムの不発(切り替え失敗)などに起因することが多い。

特に、クラスタを設定し、待機系(運用系が壊れた時に、起動する運用系の待機システム)がある場合、運用系そのもののプログラム不具合による損傷なら、待機系も同じトラブルでストップする。
要は、3月22日の午前8時以降に何かの処理が出来なくなるようなバグがシステム本体にもしもあったと仮定したら、待機系もハードは別であっても、ソフトは同じであるため・・・一緒に死ぬ(ダウンする)訳だ。


また、基幹システムは動いているのに、ソケット通信系のトラブルでキューが捌けないという場合もある。多重化が難しい通信もものによっては存在するため、短時間で回復しない場合は、ハードよりシステムに欠陥があったと考えるか、よほど換えがないハードが死んだと見るのが妥当だろう。


<システムはバックアップがあれば安全という嘘>

これは、SEやOP、CEなどの運用管理をしたことがあれば分かるが・・・多重化して安全というのは、多重化できる部分だけの話だ。また、いくらハードが多重化されても、同じソフトウェアで運用し、そのソフトウェアにバグがあれば、突然動かなくなることはある。複雑なシステムであればあるほど、これをゼロにするのは難しい。昔のように小さなRDBで少ない顧客情報を管理するぐらいなら、楽だが・・・。

例えば、決済システム(カード情報など)、個人情報システム、運行管理DBの3つがかみ合って動いているなどの場合は、どこが発端かを掴んでも治すまでに時間が掛かることは間々あるのだ。

過去には、東京証券取引所でも不具合があったが・・・そういうトラブルはゼロにはならない。強いて言えばそれが起きても、顧客に分からないように、サービスが提供できるプロであるか、それともサービスは絶対全知全能万能のシステムがやってくれて落ちる事もないから、人の教育はシステム主体であれば良いと思うか・・・その違いぐらいである。

最近は、後者が増えており、こういうトラブルも年々増加している。システムに頼りすぎる弊害である。JR.東日本の京浜東北線架線トラブル復旧に時間が掛かったのも、結局はポイントシステムなどの運用パターンがシステム制御だったことに起因していると思われる。手で過密ダイヤの鉄道のポイントシステムを制御出来る人などもういないのだ。


果たして今回の問題が何によって起きたかは分からないが・・・少なくとも、運行管理ステムを一本化するのは止めた方が良いという好例になりそうだ。


ちなみに、ミッションクリティカルな状況において、システム端末が死んでも、とりあえず手で業務が継続できる対策もあるにはある。一般に参照専用システムを別に組むことだ。

簡単に言えば、通常の運用サーバー(データ入力と参照が両方できるシステム)とは別に、日々の顧客情報を深夜帯など利用者が少ない時間帯に参照サーバーに集めて置き、それを閲覧するシステムである。閲覧専用であるため、書き込みは出来ないが、完全にメインが死んでも、相手の状況は把握できる。

後から、事後でデータを入力すれば、決済などの処理は出来るため混乱は抑制できるかも知れない。ただし、手業務はやったことがなければ、相当な負担になり、ミスも多い。そのため、システム化された世界で、システム化された後に採用された職員が多いと・・・この手の手段は使えない。



日本は何かと自動やシステム、ロボットと売り文句を述べるが、それがインシデントになったときには、対応が悪くなることは、あまり考慮していないように見える。本来なら、テクノロジーが人を支える前に、テクノロジーを支える人が育成されないといけないが・・・それが今や真逆に作用しているように見えて怖い。

要は、日本の技術が世界に逃げるといっているように・・・日本には技術があるから、人は豊かになると思っているわけだ。しかし、自分に技術があるかと問われたときに、あなたは仕事に役立つ技術をいくつ持っているだろうか?
日本の技術力をあなたはどこまで支えているだろうか?システムに使われるだけではなく、システムやテクノロジーは人が作ってこそ、成立するのだと改めて考えてほしいものである。

それが、出来なければ今後こういう問題は、少子高齢化が進むにつれて・・・さらに加速度的に増えていくだろう。










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