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zoom RSS 今年はIntel CPUの話が少ない年・・・生かすアプリがないプロセッサ市場

<<   作成日時 : 2016/03/18 09:39   >>

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Intelが今年投入する予定のプロセッサは、KabylakeとGoldmont(SoC名称はApollalake)の2つになる予定である。そして、Kabylakeは現行のSkylakeのRefresh版となる見込みであり、大きな性能向上はなく、クロックアップ版となる見込み、もし手を入れる部分があるとすれば、GPUを少し改良するかどうかだろう。

GoldmontはAtom Z8x00(Atom x)シリーズの後継となる。プロセッサ内部の改良が施され、Skylakeと同じ世代のGPU(EU数12-18)が内蔵される見込みとなっている。登場時期は、当初昨年末という噂もあったが、まだ登場はしていない。もっとも、Z8000シリーズも最近になってようやく、Z37xxシリーズを置き換え始めた感もあるため投入はもう少し後でも、問題はなさそうだ。

そう考えると、全体的にCPUのロードマップが後ろにずれつつあり、尚且つ市場も、販売起爆剤としての次(のプロセッサ)、をあまり期待しなくなっているように見える。

<Cannonlakeを急ぐ必要が後退>

予定では、Kabylakeが夏頃に登場予定、遅くても年末までに投入されるとされている。当初はこの計画はなく、計画が公になった昨年3月の最初期には、4-6月期だったことを考えると、これまた少し後退気味と思われる。

10nm世代のCannonlakeはその後ろになり、そこから半年から1年またはそれ以上後ろかもしれない。すでに、パフォーマンス/ハイエンド製品はライバルもおらず、製品の販売数量も、急いで投入する理由も無くなっている。そのため、焦ってプロセスノードの進化期間を短くするより、長く今の半導体技術を維持する方向に変わりつつあるのかも知れない。

さらに、投資に対する減価償却も、露光技術の精細化に伴い増大傾向にある。短期ではその資金回収は難しい上に、どちらかというと成長しているのが、Atom系のプロセッサになり始めた昨今、PC向け高性能プロセッサがさほど売れない時代においては、急いで世代をアップすれば、十分な投資回収が出来なくなるという厳しさも見え隠れし始めた。

これでもしも、景気後退でも起きれば・・・などという懸念もあるのかもしれない。


<起爆剤も少ない>

ここ数年のCPU市場をリードしてきたのは、ARM系のプロセッサSoCの躍進と、GPUなど周辺チップの統合である。
99年に登場見込みで計画されキャンセルされたTimna/Timna+の目標が、10年ほど遅れて果たされ、そしてそれがここまでCPU市場を支える原動力になるとはインテルも予想していなかったかもしれない。

Timnaではi752/754 Graphics CoreがMCMで統合される計画だったが、最終的にコスト面と性能の問題などからキャンセルされた。当時は、高性能を売るためのものではなく、どちらかというとコスト削減を目指すローエンド向けの製品だった。

今、インテルは必死にハイエンドにも高性能なGPUを統合する方向に舵を切っている。
これは、結局売れるのが、小型なSoCや、タブレットなどに向かっているからだ・・・皮肉なことがあるとすれば、ワンチップ化が進めば進むほど、製造ラインの空きが増えていくということだ。

要は、微細化して小さなプロセッサばかりが売れれば、大量のプロセッサを販売しなければいけない・・・ということである。そして、GPUも一定の水準に達しつつある今、よほどのヘビーゲーマーでなければ、ハイエンドは売れない時代に突入している。

即ち、GPUはもう起爆剤にはならない訳だ。必要性能をローエンドが満たしたことによるコモディティー化である。


<ハードを生かすアプリケーションアイデアがない>

何故そういう状況になっているのかというと、とても単純な話をすれば、WindowsXPやVistaのようにこれを買えば、○○が凄い。その代わり、これだけの性能を必要とするというOSや、動画編集がPCで本格的に出来るようになった時のように、このプロセッサならこんな凄いことが出来るという用途がもうなくなっていることが大きい。

例えば、これからは4Kや8K動画の編集ですと売っても、きっと売れないのだ。多くの人は2Kのハイビジョン画質でも十分だと思っているし、視聴する画面は、むしろスマホやタブレットを持つ人が増え、小さくなっているからだ。要は、大きな画面でなければ効果がない高解像度動画など需要と逆行しているわけだ。

それに市場は気がついていないのか、気がつかない振りをしているのか分からないが、要は高性能を必要とする用途がないのだ。むしろ、コンパクトな利用法が増えると、性能は低くても動けばよい程度に収まってしまう。むしろ、以前より必要な汎用性能は下がるわけだ。代わりに、動画の再生支援などを専用のエンコーダーやデコーダーで強化した方が、トランジスタ数は少なくて済む。


即ち、ハードの高性能を生かすアイデアが今欠如しているのだ。
その結果、プロセッサを高性能化する理由が徐々に薄れており、廉価品に購買層が偏るという状況に向かう。
この流れを変えることが出来なければ、今後プロセッサ市場は、在庫増による衰退期に突入する可能性も高いだろう。

まあ、インテルの場合は、14nmの最初期で約半年〜1年も歩留まりの問題で、遅れたことが尾を引いていると思われる。結局元を取るまでの時間が、この期間分プラスされていると・・・余計に慎重になるのかもしれない。

今は技術はどんどんと登場するが、それを生かして使うためのアイデアがなかなか出にくい社会になった。要は、すでに十分に満たされている訳だ。果たしてそれを活かせるアイデアがいつか出てくるのか・・・それとも、一部の開発者やゲーマーだけのニッチの市場になるのか?

後者だとしたら少しさみしい印象があるプロセッサ市場である。



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