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zoom RSS 自動化が進む世界で人は手作業を忘れていく!

<<   作成日時 : 2016/03/01 17:45   >>

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あるシステムが稼働する前には、皆手で作業をしていた職場があった。人と接する作業だったが手順もしっかりとしており、紙に記録していく作業だった。ある日、新システムへの移行が発表され、システムが置き換わった。

その日から、紙作業は徐々になくなり、最終的に全てシステムデータベースに保存していくことになった。統計処理も出来て業務上はとても便利になったのである。

しかし、ある日システムが不具合でダウンした。原因は、データベースの枯渇である。自動拡張の設定が不足しており、DB異常が発生してしまった。それが発覚するまでほぼ丸一日の間、仕事が停止するわけではない。仕事は、残っていた紙を利用して行われ、後に事後で登録することになった。


そういう運用が出来たのは、その当時、紙での作業を知った人がいたからだ・・・。


時間が経過し、数年後今度はDBのスライスが既に拡張できないほどに枯渇し、別のDBスペースに移さなければ、支障が出るほどにシステムは、枯渇した。復旧に掛かった時間は、4時間ほどだったが、紙で作業できる人は減っており、大混乱となった。マニュアルはあったが、そのとき初めてそのマニュアルを見て作業する人が続出したのだ。

これは、現実に発生したトラブルの一つである。
心当たりがあるという人もいるかもしれない。

<システムを使っているのに何をしているか分からない>

機械技術の発展で、大量生産大量消費の体制が確立されたが、その一方でシステムで行っている作業を、紙や人力ベースで考えたときに、どういう作業手順がシステム化されたのか、知らない人は多い。本職として、そういう職場で働いていても、システムが何をしてくれているのか、手でやればどれだけの労力が掛かるのかなど、分からないのだ。

そんな時代に入り、デジタルネイティブが増える中で、テクノロジーが必要の範囲を逸脱し始めているように見えるのは、私だけなのだろうか?

私の師は、道具の仕組みを知らずに使うのは、リスクであると言っていた。仕組みを知らずに物を使っていると、その物が無くなったときに、どう対処すれば良いかが分からないからだ。例えば、自動車という乗り物を運転できない人が、自動運転車に乗って、自動運転機能が止まったら・・・何が出来るだろうか?

そう考えるとゾッとする。
上記の業務管理システムもそうだ。知らないから、出来ない。経験がないから出来ないわけだ。
だからといって、日頃訓練もなければ、何もない場合には、それを培う時間もない。経験も出来ない。結果的に、人は、電子的または機械的な道具に頼るようになる。


<問題は、今のシステムが複雑ということ>

その昔の機械は、半田で治ったりすることもあった。・・・プログラムも単純なものが多かった。最近の電子部品やソフトウェアのソースコードは、数万〜数百万行に及ぶソースコードがずらっと並ぶこともザラである。産業機械は、専門のスタッフでなければ保守が出来ない。

だから、使い捨てになるか、保守契約を結ぶかという2択になるが、いつでも駆けつけてくれる契約だと、コストが高い。駆けつけてくれても、専門外なら結局すぐには復旧が出来ない。

これが示すのは、専門性が高すぎるとうことだ。オールラウンドに出来る人は今や少ない。ある一つに特化した人が増えるのだ。その背景には、技術の細分化が進み、最初の仕組みを知らない人が増えていることが大きい。

即ち、使う人は当然、手作業で仕事を継続する手順は知らない。保守する側も、専門分野以外は対処できないという、フィールドワークの細分化と、システム依存が進んでいるのである。その先に見える未来は実は決して明るくない。


<大切なのはシステムを使うことではない>

今や、システムを使う人は多い。携帯電話(スマートフォン)も、パソコンも、カーナビもシステムである。しかし、それが使えるようになっても、実は何の価値もない。重要なのは、それがどういう役割を持ち、もし手作業でそれをしたら、どんなに時間が掛かるか、どうすれば手作業でこの作業が出来るかを知ることの方が、今や重要になりつつある。

これは、結局のところデジタル世代は、アナログの使い方、不便な頃を知らないが故である。要は、デジタル世代はアナログの手法こそ勉強するに値するのだ。それをしなければ、きっとシステムをつかうのではなく、いつの間にかシステムに使われる存在へと変わっていくだろう。


<必要以上にシステムの言いなりになるな!>

システムが警告を発したり、止まったときに苦情を言ってしまう人は多い。それは裏を返せばシステムがなければ、その代わりの作業が出来ないことを意味する。いわゆるシステムを使っているのではなく、システム様のお陰で仕事や快適な生活が出来ているのだ。

即ち、デジタルシステムが先か、人が先かというと、実はシステムが先なのだ。元々、システムは人のやりたくない面倒な仕事を、効率化するために生まれた。そのため、人でもシステムがやっている作業は出来ることが多い。
問題は、そのやり方を理解して、システムがなくてもで「やるよ」と言えるかどうかである。

それが出来る人は、システムが使える人である。それに対して、システムが言うとおりに使い。システムが警告を出すとあたふたし、システムが止まってしまうと、何も出来なくなれば、システムに生かされた人になる。


どちらが、生活をより豊かにするかは明確だろう。

この記事を書いた理由は、自動運転車の記事を読んでいて、その仕組みに疑問を持ったからだ。どういうパラメーターで管理するのか、各社はっきりしていない。それが、いわゆる技術特許なのだろうが・・・。そこが、とても不安感を煽るのだ。

スマホで車両を配車する機能などは、便利で将来性があると思う反面、日本の人口減少率を考えると、過度な高度システム化は、今後の維持コストから見ると、逆進性が生じるのではと思う面もある。今でも、セキュリティ技術者や、システムエンジニアは不足傾向にある昨今、フィールドで対応できる要員が育成されないなら、結果的に自動化しても、人材不足によって、システムが破綻するという恐ろしい結末もあり得る。


これは、命に関わる内容だけに、本気で2020年までに導入を目指すなら、最初の普及台数を何台未満などと上限をまず決めて、さらにシステムの仕組みとして、自動運転車同士の回避運動の方法や、車両検知の仕組みなども決めておかないと、台数が一定以上に増加してから事故が多発するというお寒い結末もあり得る。

そもそも、保険制度などもしっかり議論されていない中で、世界的に公道実証が進んでいる現状が、恐ろしい。公道試験では事故率が何パーセント以下でしたと、既成事実を作って一気に、本運用になるとすれば・・・。本運用時に自動運転による事故が多発するのではと思えてならない。

そうならないためには、これからの生まれてくる子供達には、デジタルの原型であるアナログの手法を教えることがやはり、必須に感じるのだが・・・。きっと、それを必要だと思う人は、今は少ないのだろう。

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