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zoom RSS SHARPの飛ばし記事を読んで思う新聞の終焉

<<   作成日時 : 2016/02/29 12:12   >>

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このところ、鴻海とSHARP絡みの記事が、凄い。あれを言ったらその裏はこうだった。これを言ったら、この裏はああだっっと書き立て・・・その後、SHARPや鴻海が記事の否定を行う。

実際に、事実ではないケースもあれば、後から本当に詰めの協議だったのかと思う記事もある・・・ただ、今回のSHARP案件は、約3割〜4割が過剰にメディアが書き立てた飛ばし記事に見える。


<最初はJDIと統合案>

最初に発表されたのは、SHARPとJDIとが統合で協議しているという話だった。しかし、この話には、事実はないとJDI側が決算発表で否定した。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20150828_718398.html


<液晶分社化の報道>

SHARPとJDIとの液晶事業統合は、分社化で決定した可能ような記事もでたが、これも否定された。
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1512/09/news072.html



<産業革新機構と鴻海の協議>

産業革新機構案で決まるという話などもあったが、それも否定された。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20160201_741643.html


<鴻海に優先交渉権も否定>

そんな事実はこの段階であったのかどうかは、分からないがこれも否定している。
http://www.sankei.com/west/news/160205/wst1602050084-n1.html

この他にもいくつかの飛ばしと思われるものがある。元々、こういう発表前記事というのは、発表からせいぜい1日前に出るものだが、最近はそんな立ち話をしたような内容でも、書いているように思われる。新鮮で後で間違っていてもネットサイトのPV(ページビュー)が稼げれば、広告収入が得られると思っているのだろう。

そう見られても、おかしくないのだ。

<予測が出来ない記者達>

最後に偶発的債務問題である。これは、説明していたとか、いなかったとか・・・重爆を突くような内容と、嘘か本当かのような話になっており、メディアの発言が二転三転と変化している。ただ、ここまでバラバラな情報を見る限り、基本的に、投資家でないなら、あまり関係ない話であるため、報道はしない方が良い。

いわゆるどちらが悪いではなく、相応の考え方(認識)に誤りがあったことを示している。もし、これで鴻海がやはり辞めますと言えば、SHARPは一度精算されるべきだと私は思っているが、報道が正しければ、たぶん産業革新機構案をとる可能性が高いだろう。

革新機構はそれを理解していたという話なのだから・・・。

もし、それでも鴻海が買収を進めるなら、2つの可能性がある。1つは、鴻海側が本当に開示されている情報(開示義務のある情報)の中に、それが含まれておらず、目算が甘かったというもの。
もう一つは、ある程度偶発債務があることを、予測していたが、予想より大きく驚いたという点である。この場合は、計画を下方修正し、再建策も見直し変更しなければならない。当然だが、SHARPにとっても鴻海にとっても不利になる。

買収しないなら、本当に全てが予想外で裏切られた気持ちなのだろう。その後に、革新機構が買収するかどうかが焦点となる。


それだけの話なのだ。
これだけを、掴んでいれば実は記事でその都度内容を流す必要などないことが分かるだろう。要は、上記の内容を一つのコラムとして書いておけば終わりである。最優先で可能性が高いだけの情報を集めて、飛ばしを書く必要などないのだ。後は、発表された後に答えだけを淡々と伝え、コラムのこれに該当していたと書けば良いのだ。

それがされない時点で、情報メディアとしての新聞やテレビメディアは終わっているといえる。単純に、引き延ばして、嘘か本当か分からない情報を流し、金を稼ぐ策である。


<新聞の紙面も週刊誌並になる昨今>

私が本日読んだある新聞社の紙面は、約1/4以上が広告だった。三面記事に一面の補足内容が約1/4書かれていた。残りは、5つほどテレビなどで大きな全国ニュースになる記事が書かれて終わりだ。地方面は、見出しは2つ程度だった。

その昔は新聞と言えば、沢山の情報を紙面に載せた情報媒体だった。大きな記事は一面と2面3面に書かれ、後は重要度に応じてベタ数を減らし、数十以上の事件や事故、スキャンダル、時勢を書いていた。
今、紙面を飾るのは専門家のコメント、町中のコメント、後は週刊誌が書いているような身近に役立つお役立ちテクニック、全面広告などなどである。

記事は飛ばしやコメントだらけだから、新聞社の選び方だけで左右に割れる。何より面白いのは、インターネットやテレビとほぼ同じ内容の情報を、新聞で書いているのだ。新聞と言えば、情報が豊富だったはずなのに・・・今では、新聞の情報は、薄っぺらで・・・地方の記事に至っては、TwitterやLINEで近所のお友達から入る情報の方が昨日何があったかを示していそうだ。

とても、素晴らしい高度情報時代になったものだと思う。


<身近な記事が無くなると個性も価値も消える>

世間では、大きなニュースを取り立てて、多くのPV(ページビュー)を求める傾向がこのところは強い。
どの社も最近は、それに走る一方で、個性を専門家の意見に求める傾向が強い。以前は、そんなことなどなく、他の社と違う取材を他の社が行かない場所で行い。小さな記事の差で評価されていた社も多かった。今となっては、特に大手新聞社はそれもできなくなったのかもしれない。

そして、そうなればなるほどに、個性は消えていき、マスコミ離れが進む。


ちなみに、情報で最も大事なのは、身近に起きている時勢である。極端な話をすれば、国が潰れようが、生まれようが国民の一人が何とか出来るわけではない。それを何とか出来る人は、大きな情報で動く人ではなく、小さな情報を集めて、人々と対話し、意見をまとめられる人である。
今の世の中は、その小さな情報が、新聞やテレビからは集められなくなった。彼らは、大きな情報を専門家を交えて説明することに時間を掛け、結果が出る前から、こうなる、ああなるだろうを、巡らせる・・・実はそこには、価値がないにも関わらず。

この手の情報は、最終的に結果が出るわけだ。その仮定で関係ない外野が語り合っても実は意味が無いのだ。まあ、公開討論会だと思えば、意味はあるが・・・。紙面でそれをやられると困惑する。

その時間に伝えるべき、有意義な大半の情報を埋もれさせ、そして人との意見の違いを作っている事柄は忘れられていく。これは、とても単純だが、刷り込みの一種である。専門家が言う意見を読むと、人はそれを生かそうとするわけだ。そこで、右や左の意見が生まれてくる。


今回はSHARPの話なので、SHARPで言えば、SHARPはあなたの生活に重要だろうか?と問われたときに・・・あなたは、どう思うだろうか?社員の人や株主の人には重要だが、彼らにとっては、事実が重要なのだ。嘘やデマに惑わされるのは、むしろ、彼らにとってはマイナスである。何度も流すなら勘弁して欲しいだろう。

一般にとっては、実際はどちらでも良い話題である。
我が家にSHARPのテレビはないが、シャープ製品がいくつかある。それが、使えなくなるかというと、それもない。
壊れた時に困ることも、鴻海傘下に入るだけならない。倒産したとしても、取引でもない限りは困ることもない。

強いて言えば、修理が出来なくなるが、他社に買い替えれば良い。


その程度の話を、専門家が語っているのが、私には違和感でしかない。個人的には、Blog程度の記事で見解を書くなら面白いが、それが大衆の記事としてニュースサイトで公開されるというのは、結局、メディアが自ら、自分たちの評価を落としているようにしか見えない。コラムや主張とニュースは本来、別なのだ。

こういう、記事が続くのは、「百害あって一利なし」だと思うが、メディアはもっと足を使って多様なニュースを拾ってきてほしいものだ。専門家にコメントをお願いする人を持つなら、その要員をニュース探しに振り向けた方がきっと、ニュースとして評価されるはずなのだから・・・。

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