なんとなく綴ってみた

アクセスカウンタ

zoom RSS 米国におけるiPhoneロック解除問題は、監査の透明性が必要

<<   作成日時 : 2016/02/24 09:47   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

iPhoneのロック解除を巡って米国では、世論も巻き込んだ大ニュースになっているようだ。一応米国の国民は半数近くが、連邦政府の言い分が正しいとしているようだが・・・。これは、大きな論争となっているようだ。
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1602/23/news136.html


<政府が情報を搾取する脅威が大きいのか?>

現時点で、我々国民の情報を政府が集めて、それによって言論統制が起きる可能性は、中国とは異なり、日本や米国では比較的低いだろう。例えば2億人の個人のメールデータを全て集めて、そこからこの人は犯罪者になりそうだとピックアップするというのも不可能ではないだろうが、それには民間が協力しなければいけない。

サーバーで集める情報の一つ一つに対してフィルタリングを実行し、事件や事故、犯罪に関わる情報があれば、それを別の解析サーバーに送るという仕組みを組めば・・・という途方もない作業である。最後に、振り分けられた少数のデータを人がチェックすれば、犯罪を未然に防げるかもしれないが・・・。

きっと大半は杞憂に終わるだろう。
冗談でメールを送る人もいるだろうし、危険な因子に見えて全くそういった思惑もない友人同士の閉鎖的なサイバー空間での遊びの可能性もあるからだ。結局のところは、コストから考えると過半数の社会構成員は善人であり、ロスが大きいのである。

そう考えたときに、政府がロック解除方法を求めたところで、皆に不利益になることは現段階では少ないだろう。将来的にはSF好きな政府関係者や政治家が、犯罪を未然に防ぐシステムとしてそういう仕組みを提唱するかもしれないが・・・。現状でプログラミング技術は、世の中が期待しているほど進化していない。むしろ、進化していないものを、乱数処理と条件分岐の2つの手法だけで、まるで人工知能のように反応させているのが、今の疑似人工知能なのだから・・・。まあ、SiriやCortana、Pepperなどを見ていると危惧する人もいるだろうが・・・。

その危惧が、今の時点で喫緊の問題とは言い難いのだ。もちろん、将来的にリスクがないかというと、分からないというのが現実だ。


<暗号化の解読はキーが見つからない限り出来ない>

現在のシステムは暗号化を解除するのが難しい。例えば、WindowsのBitLockerを他の端末から解除するのは、不可能に近い。その理由は、BitLockerでは暗号化に、ハードウェアによるTPM(Trusted Platform Module)が使われるからだ。これは、スマートフォンなどの暗号化でも似た技術が使われる。

ハードウェアと、OS、ユーザーが提示するパスワードの対となる暗号鍵が三点認証のようにかみ合うため、バックドアが存在するか、またはパスワードを総当たりでチェックできない限り、暗号化は解読できないのだ。この仕組みの厄介な点は、解読には当該のハードウェアが必要になるということだ。ちなみに、量子コンピュータでもあれば、アルゴリズムさえはっきりすれば、短期間でパスワードを破ることも出来るだろうが・・・。それが完成すれば、AESなどの暗号化は、無力となる可能性も高いとされる。


FBIは今回この総当たりをするために、10回の失敗でデータが消える仕組みだけでも、解除して欲しいとAppleに依頼し、断られ裁判による命令へと動いたとも言われる。

FBIの動きそのものは妥当である。問題は、Appleの対応が妥当かどうかだが・・・。元々、個人情報開示を政府の要求に応じて裏で開示すれば、結局Appleは批判されていただろう。だからといって、開示しない場合でも、犯罪者の情報を保護しているように見える今の状況は、Appleに否定的な意見を述べる人は出てくるだろう。

それは即ち、どちらを選択してもAppleは批判され論争になった可能性があるのだ。強いて言えば、裁判所命令を無視してまでやる方が大きいのは大きいだろうが・・・。


<情報開示要求者と開示の正当な理由>

大事なのは、情報開示をする相手の犯罪情報と、開示を要求する組織名を公(誰もが見られるサイトや情報網)に公開し、それに伴って当該の情報を持つプロバイダーが正当性を確認し、開示するという仕組みを法的に設けることだ。

そういう法律を作れば、政府組織が勝手に裏で情報を搾取してしまうケースは激減するだろう。直接的な開示がユーザーにとって不利益なら、総当たりのチェックぐらいは出来る仕組みを有効にするだけでも良い。

こうすれば、公権力も確証もなく無関係な人のデータ開示は要求できない。もちろん、それも結局は機能しないかもという人はいるだろうが、結局のところ信用や信頼は、悪事に使われている人が、見つからずに放置されるのか、それともすぐに見つかって裁かれるのかという点に全て帰結する。

要は、悪い人は見つかって、証拠も提出され相応の罪で裁かれないといけないのだ。そして、良い人が冤罪で捕まることは避けねばいけない。本来は、そこが重要なのであって、Appleが開示しないことや、FBIが開示を要求することが問題なのではない。

正当に悪者が裁かれ、正当に善良な人の生活が脅かされないようにするには、本来は法的に善良な人が、情報開示請求を公に審査したり、閲覧できる仕組みを作るのが妥当であろう。まあ、それでもきっと予想もしなかった新しい問題が出てくるだろうが・・・。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
米国におけるiPhoneロック解除問題は、監査の透明性が必要 なんとなく綴ってみた/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる