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zoom RSS PC市場はもう昔のように成長することはない!東芝はPC製造から撤退か?

<<   作成日時 : 2016/02/16 11:52   >>

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東芝がPC生産事業(販売は行うようだが)から完全撤退を進めるようだ。今後、VAIOとの統合を果たすのか、現在検討中のようだ。まあ、当然だろう。東芝のPC事業は海外事業の不振が隠されてきたこともあり、残すに値する事業では無いことが明確である。昔のNECがPC-9800を出していた頃のように、富士通がFM TownsやFM Rを出していた頃のように、PCがクローズドの時代や、CPUも自社で設計していたなら別だが・・・。

最後まで自前主義を貫こうと努力したNECが真っ先にPC事業を売却したことで、PCがコモディティー化したことを示してる。そもそも、今PCに純国産(完全に日本部品だけの製品)はない。組み立て工程の8割は海外である。スマートフォンの部品も日本メーカーが製造というが、あれも部品も含めて製造は海外が多い。結局は輸送コストの問題もあり、ソニーのセンサーなど一部スペシャル(特殊)な製品は除き、海外で生産しても差し支えがないものも多い。

それだけ、ハイテクノロジーと呼ばれた物が、今や日常のテクノロジー(consumer Tecnology)へと落ちてきたことを意味する。もう、ハイテクだから高品質で高値で取引され売れる時代ではないのだ。むしろ、安くてもそれなりに使えるため、高いモノを選ぶ「こだわり派」は減っているのだ。

そして、その結果、市場が縮小していると言える。

<Atom Z3735Fの記事>

を書いたのはつい先日である。そして、先日Intelから、Intel Compute StickのAtom Z8300を搭載した新モデルを国内出荷し20,800円前後という価格で販売され始めた。これは、テレビなどに挿して使うスティック型のWindowsPC(キーボード/マウス別売)だが、3735FよりCPUやGPUは高性能である。

時代は急速にただ動画を見るなら、ただWebを参照するなら、ただワードで文章を書くなら、ただ、エクセルで表計算するなら、ただ、ストアでカジュアルゲームをダウンロードして遊ぶなら十分な性能に達しつつある。いや、既にAtomZ3735FでUWPのストアアプリケーションを使うのであれば、その性能に達したと考えて良い。(もちろん、将来も使えるとは限らないが、それほど困らない程度の性能は既にある)

即ち、既に小さなスティックやタブレットにも数年前のPCと遜色ない性能が凝縮されて搭載される時代に入ったのだ。それは即ち、ただ使うだけなら、ハードなど安くても問題ないということだ。


<周辺機器も拡張ボードも過去の物に向かう>

PCの最初期となるコンピューターは今と似たようなものだった。キーボードと本体が一体の製品もあった。その後、PCが徐々に企業や一般に使われるようになると、PCの中にメモリが増設でき、ハードディスク(固定ディスク)や、フロッピーディスク駆動装置などが搭載され、さらにはSCSIなどで周辺機器が増設できるようになった。
拡張スロットにISAやCバス(NEC 98向け汎用拡張スロット)などが搭載され、PCIへと発展する。

このPCIバスとAGPをPCが搭載した時代がいわゆるPCが最も発展した栄光期だろう。サウンドカード、ビデオキャプチャーボード、テレビチューナー、キャプチャーではないエンコーダーデコーダー、3Dグラフィックスカード、周辺機器もプリンターやペンタブレットなどが売れた。ケーブルで繋ぐため、プリンターケーブルも売れた時代だ。

サウンド機能はCodecを内蔵し、あんなに大きかった動画デコーダーやエンコーダーはCPUやGPUの一角、ビデオグラフィックスもCPUの一部でGPUと呼ばれる。メインメモリは、ワンチップモジュール化までされ始めた。タブレットと言えば、既にSurfaceはタブレットでペン操作もできる。ペンを使わない指タッチだけなら、タッチパネル搭載の安物ノートでも出来るのだ。
ハードディスクは、シリコンディスクに置き換わり、プリンターはワイヤレスプリントに対応する。便利になったというのは、聞こえが良いが・・・それ専用の周辺機器はもういらず、多くの物を追加で買いそろえる必要もないのだ。

パソコンショップで、部品を買う必要などない。メモリー増設は出来なくても、性能は十分にある。そういう時代なのである。

そう考えたときに、PC市場はもう戻ってこないことが分かる。

<終わるハイテク/AV機器製造業の高収益体制>

現実は、既にこういう時代である。特に家電事業で白物の冷蔵庫、洗濯機、エアコン、掃除機などを除く※、AV家電及びハイテク感電は、ほぼワンデバイス(1つの機器)に集約されつつある。それは、コンピュータデバイスである。形がPCの形ではなくても、中身はAndroidなテレビやレコーダー、形がPCになるiOS搭載のタブレット、PCにもタブレットにもなるWindowsというのは、その最たるである。

※後述するがコモディティー化は全ての家電で起きている。

それが、示すのはもう専用のエンコーダーもデコーダーもホストコントローラーも、VIAやルネサスエレクトロニクスが作る必要はないということだ。SnapdaragonやAtomには、USBホストも搭載され、エンコーダーもデコーダーも、オーディオ機能も搭載(一部はサブセット)される。後は、そこにプログラムとして何を載せ、そして周辺機器としてチューナーを追加するか、録画機能付きにするかなどの違いである。

これは、日本が一番得意だった専用機の強みがもう通じなくなったことを意味する。
そして、一番苦手とする汎用制御を行うプログラミング技術が最も重視される時代になっているのだ。


東芝は会計問題でここに飲み込まれ、製造からは撤退することになると思われる。
まあ、もう一社の問題は、その撤退時期や投資の適格性も判断できず未だにウロウロするドア法※な会社だが、これから家電事業関連やPC関連の製造で利益を維持し戦うのは、かなり厳しいだろう。研究開発が難しくなる一方で、製品の性能は既に、普通の人が使うには十分以上に達しており、利益はどんどん小さくなるはずなのだ。

※汚い言葉なので、意図的に誤字変換しています。


<これからの家電製造業>

は、冬の時代に入るのは間違いない。これは、日本に限らずアジアや欧米のメーカーも含めて、コモディティー化された現実と戦うことになる。そのときに、昔は売れていた、これは必要だから「これから再び成長するさ」という視点で考える企業や人は、間違いなく淘汰される。

例えば洗濯機はこれからも必需品かというと、一人暮らしで服が沢山あり、週に2日休みが不定期にある人は、その休みの日に貯めた洗濯物を、コインランドリーで洗濯し、洗濯機は買わないかもしれない。

テレビは、携帯のワンセグで見たり、ネットのニュースだけを見て終わらせ、後はラジオだったりするかもしれない。
炊飯器は、レトルトのご飯で良いのでいらない人もいるだろう。
強いて言えば、エアコンは必須になるだろうが・・・。電気代が半分でも、5万円のエアコンと20万のエアコンで、年間5000円と2000円の違いなら、高い品を買う必要などない。10年でも3万円しか差がないのだ。


そうなると、家電は徐々に淘汰される。そのため、事業の再編や撤退、得意分野への集約をダイキンのエアコンのように行わないと、後々苦しくなるだろう。もし、全方位で生き残りをするつもりなら、他社と深く提携して、事業補填をし合うか、買収などで成長するのが一般的だろう。

もしも、急成長を目指すなら、性能の純粋な向上では無く、消費者が驚くような新機能を搭載し、それが利便性を高めると思わせる必要がある。出来るとして、家電がしゃべる、見守るぐらいだろうか?

エアコンと炊飯器が口喧嘩をしていたら怖いが・・・。一人暮らしなどに向けてであれば、思わぬ機能がじわりじわりと評判を呼びヒットするかも知れない。


こういう技術がいわゆる家電のコモディティー化であり、小型なPCの応用になるわけだ。PC市場は成長することはないが、家電の中身がPCになっていく時代が、もうそこまで来ているのかもしれない。


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