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zoom RSS 脱OSに向かうMicrosoftのOSは、次のGoogleやAppleに向かうはずが・・・

<<   作成日時 : 2016/01/18 11:37   >>

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MicrosoftがWindows10を主軸にしてサポートライフサイクルを大幅に見直し始めた。ハードウェアのサポートポリシーやWindows標準添付のInternet Explorerについては、各OSで提供されていた複数の旧バージョンが一斉にサポートを終えたのは記憶に新しい。また、Windows8は8.1(無料)にアップグレードしない限り今後セキュリティフィックス(Hotfix)やパッチは提供されないなど、急速に古い製品の保守体制を見直し一本化しつつある。
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これは、大きくなりすぎコストが掛かっている部分の負担を軽減し、縮小するPCという領域から、OneCoreへ一気に投資を集約するための布石であろうと考えられる。そして、マイクロソフトの野心はOSではなく、AppleやGoogleのようにOSをポータル(入り口)としたサービスにすることが最終的な終着点であると明確に照準を定めたと言える。

これによって、今後マイクロソフトはWindows10シリーズに全てのリソースを集めるだろう。そして、古いOSは容赦なく切り捨てる方向に進むはずだ。

<Windows10対応は強制される>

これは、売れる売れないではなく、絶対条件として成立しているように見える。以前書いたがMicrosoft Windows10はWindows NTではない。Windows7や8.1というものでもないMacOS Xのようなブランドに成長させようとしている。分かり易く言えば、TH1(10240)はいわゆるWindows10 Version1.0であり、TH2(10586)はVersion 1.10に相当すると考えるのが妥当だろう。

即ち、Windows8.1までがWindowsNTシリーズだったのだ。そして、Windows10はNTではなく10シリーズになったと言える。WindowsNTは9xのように2022年のサポートライフサイクルを終えたら終了するとみるのが妥当である。

これを積極的に行う理由は、カジュアルなアプリケーションにおいてこれまでのWin32/64から離脱し、UWPに緩やかに移行させることによる、ストアの売上げ獲得というのが1点。

自社のOne Driveサービスや、Azureサービス、Officeサービス、Xboxサービスの全てを集約し、利用者の取り込みを図ること。

さらに、先に述べたようにOne Coreを強力に推し進めプラットフォーム毎に別れていたコストを削減することを目的としていると思われる。

そして、One Coreにビジネスを除く一般層のアップデート強制を加えることで、WindowsNTで問題だった同じOSなのに、添付のIEやDirectXのバージョンが異なるという問題を無くすことも出来る。これは、例え一部のユーザーが離反しても、最終的にはマ社のコスト削減にはとても、有意義な成果となる。何せ、ライバルは既におらず、Appleも同じ事をしているからだ。

だから、残念ながらこれは強制されることだろう。
そして、それはマイクロソフト自身がOS本体からの収益より、OSをポータルとした収益モデルに移行し始めたことを意味する。簡単にいえばOSなど100円でも0円でも実は構わない状態に向けて準備を始めたのだ。(実際に全ての製品でそうするかは分からない。また、業務用はやらないだろう)


<ピンチを脱する策は、MacOSやGoogleと同じ方法しかない>

何故そうなったのかは、スマートフォン向けやMac市場を見れば一目瞭然である。
そもそもGoogle AndroidはMicrosoft Windowsと違って酷いOSである。また、MacOSやiOSも同様である。何が酷いかというと、サポートライフサイクルが恐ろしく短い。Windowsは5年(標準、一般、業務フルサポート)+5年(延長、一般はフィードバックとパッチのみ、業務は主に有料サポート)の10年である。

しかし、Androidは登場から18ヶ月を標準延長を含めたサポートフェーズとしているが、結構気まぐれに保守を切り落とす。しかも、全体を同時に更新するような保守は行わず、更新はハードウェアメーカーの権限で決めるものである。あくまで、パッチを提供するか、または情報のみを提供するのがGoogleの姿勢なのだ。その代わり、基本利用は無料のオープンソースライセンスである。これが、オープンライセンスだからとも言えるが、普及している割には、保守は脆弱に見える。それでも、売れる(厳密には、フリーなので広がる)OSなのだ。


MacOSやiOSは、現在はバージョンアップが無料となっているが、昔からサポート期間は2世代先が出たら保守は終わっている。最近は、無償化されたことで、次の世代で終わるケースも多い。確かに、OSとして先進的な機能は搭載されているがOSとして、素晴らしいというほどかは分からない。閉鎖性もあり、使えるハードウェアの制約まであるのだから・・・。どちらかというと、Apple製品専用の大型組み込みOSのようだ。

しかし、それの方が今は圧倒的に力が強く、市場を広げてきた。Windowsは縮小するPC市場では確固たる地位を築いていたが、iOSの普及とWindows8の不人気もあり、それも徐々に弱まっていた。

即ち、Windows8.1までのNT系ライフサイクルは否定された訳だ。これを維持すれば、マイクロソフトはどんどん貧する可能性が高いのである。(7系ならと思うかも知れないが、PCそのものが売れていないため、もどしても新しい市場は拡大しないだろう)

だから、Windows10で上項の強制と保守サポートの見直しを一緒に行うことになったと考えられる。これは、アプリケーションソフトの保守不足によるセキュリティリスクの拡大という近年の問題についても、良い意味で機能するため、スマートフォンが普及している今、PCもスマホもタブレットもという戦略と、保守の統一によるコスト削減は、マ社の成長にとって大きな鍵であり、逆転する唯一の手段だったのである。


<アップデート体制が・・・嫌われかねない>

この流れはもう止められない。なぜなら、市場そのものがWindows離れをして、MacやGoogleに流れた時点で、マイクロソフト社もそれをしないと、OSメーカーとして生き残れないところまで行ったからだ。もちろん、Windows7 Version2.0でも売れるなら、出しただろうが、そもそも売れるのは最新版についていけない人しかいない。

要は、これまでPCをPCとして買ってくれていたIT市場では弱者(正直10代でも、苦手な人はIT弱者)になる。これらの弱者は買い替え頻度が低いため、利益率が低い。結果的に、儲からないのである。

それは、IT管理者だってと思うかも知れないが、じゃあ、もし教育も含めた金と人材を投資する予算が下りれば、管理者は使い慣れたWindows7を選ぶか、Windows10を選ぶか考えて欲しい。多くの人は、10を選ぶだろう。

特に日本では、新しい物に対する感受性が鈍り始め、古い物でも今の業務には支障がない程度だとおもうようになった。結果的に、予算が下りず教育などの対応も管理者が無理に費用を突き詰め、ギリギリの人材の中でやるのだ。しかも、紙が多かった昔に比べて、今はシステム化が進んでいるため、運用切り替え時には両方のコンピュータが稼働することもある。手間が2倍である・・・。

だから、嫌がるが、実はそういう問題がなければ、最新版の方が良いと思う管理者は多い。保守も長く、機能性も豊富である。OSも軽く、タブレットモードも使えるなら、結構幅も広がる。だから、本来は最新を希むのである。

脱線したが、即ち管理者はIT弱者とは違いコストに対する制約によって生じる問題と置き換えの煩雑さを恐れるのだ。最初から金が潤沢に供給され、上も任せるよと言ってくれるなら、結構管理者は、最新最先端に可能な限り近いものを入れたいと思っている。(安定性重視の部署もあるので、そこの切り分けは行うが、PCの追加などの時に使えるように最新対応が出来ているか、可能なものを選ぶケースが多い)

そうすれば、次の入れ替えも少し遅らせることも出来、実は長期的に楽も出来るのだから・・・。

もし、この流れに水を差すことがあるとすれば、やはりビルドアップデートだろう。正直な話、古いWindows7などから更新すると、今後のビルドアップデートで不具合が出るリスクは高い。また、Windows10環境でも、アプリケーションソフトが動かなくなるといった不具合は、iOSやGoogle AndroidのOTAアップグレードと同様に発生しかねない。

しかも、Home系はそれが半ば強制的に行われる。Pro系でもサーバーで管理しない限りは同様である。そのため、それに対する対策がしっかりできていないと判断されれば、ユーザーはNT系のライフサイクルを再び望むようになる。

今、PC市場が伸びない理由は、きっとそういう理由が加わっているためと思われる。そもそも、新しい魅力がない上に、これまでの自由度が否定されてそれが重荷に見えるのだ。(このほかにも、壊れないなら今でも十分という発想もユーザーにはあるだろうが)少なくともTH2の失敗は足を引っ張る結果だった。こういう問題がもし続けば、Windows10よりやはり8や7が求められるだろう。


<全てが新旧の狭間で・・・攻めるマ社>

Windows10は9xとNTの時のように次の世代交代を速やかに進めるための戦略的なOSである。マ社にとって不幸なのは、Windowsの熱狂的な利用者であり、発言力の強い人が高齢化し始めていることである。若者は、AndroidやMacOS(iOS)に流れてしまい、企業の意図と市場の変化を読み取れる人は減っている。また、マイクロソフトのプレゼンも悪かった。正直、Windows NTに対してこのOSは"Ten" Kernelだとはっきりと言っても良かったかもしれない。いや、これから登場するRedStoneではOneCoreはNTとは違うと断言すべきだ。

そして、それがマイクロソフトだけでなく、マイクロソフト製品を使う全てのメーカーにおけるビジネスモデルを革新的に変えるのだというのが妥当だろう。そうすることで、人々はそれに対して新しい技術やOSであることを前提に、準備をしようと考えるのだから・・・。


私は、Windows10は純粋に良いOSだと思う。条件がいくつか付くが、インストールさえ正常に行えれば、他の古いOSより対応アプリケーションの挙動は良いし、機能性もそこそこ豊富である。まあ、不揃いのUIや操作性、アイコンの汚い部分などはあるが・・・これも順次改善されるだろう。

問題があるとすれば、先に書いたようにビルドアップの仕組みと、全てのWindows7や8.1に対してアップグレードを供給したことだろう。前者はもう少しアップグレード時の作業内容を明確にした方が良いだろうし、アップグレード遅延の仕組みにも改善を加えた方が良い。アップグレードレベルを、Previewビルドがringで変化するように、3つぐらいに更新レベルを分けるのも手かもしれない。Fastはすぐに、Slowは遅延、stabilityを安定版として次のビルドが出たら、前のビルドのHotfix適用済み最新版を適用することが出来れば、もう少し利用者は安心しそうである。

後者は、今になってはっきりしたことなのだが、PCにおいて7や8.1の全てを無料にしたのは間違いだった可能性が高い。購入後1〜2年程度のUEFIを搭載した製品に絞った方がそこそこ、買換や更新がうまく評価されただろう。

逆に言えば、優しさが徒になっているということでもある。多くのアップグレードユーザーは、いわゆる互換性が十分にあるものとして、アップグレードするが、アップグレードの確認ツールは深刻な問題があるものを除けば、ほぼ役に立たず、アップグレード後に起動しないアプリはそれなりにある。(しかも、TH2でまともに動かなくなるケースも僅かに見られるようだ)そんな状況で無料とすれば、10への誘導と切り捨てに見えてしまうという現象が起きるのだ。


一番良い手段は、Windows10は10と呼ばれる新シリーズに入ったのだと思わせることだった。そして、アップグレード対象を全てではなく、UEFI搭載モデルなどもう少し明確に限定し、基本互換性は可能な限り維持しているが、セキュリティなどの都合上、ソフトウェア開発環境やソフトウェアの利用環境も10に合わせて刷新しないといけないという、条件の方がきっと評価は高かっただろうし、PCの買い替えも進んだ可能性がある。

まあ、こちらについてはこれは今の話ではないため、どうにもならないが・・・。

きっとあと1年〜2年でWindows10の成否は明らかになるはずだ。PC市場、ゲーム市場、スマホ携帯市場、タブレット市場をそれなりに食らって成長するか、それともPC市場だけで細々と生き、Windows7や8の方が良いと言われるか・・・。その判断が出るのは、今年から来年にかけてだろう。それらを決めるのは、きっとアップデートの仕組みと、Windows10対応のUWP及びWin32/64アプリケーションの充実に掛かっているだろう。現状は、ちょっと厳しいのかもしれない。

最近はWindows10系の話題が、減っているがマイクロソフトにとってはGoogleやAppleに並ぶ最後のチャンスが今年から来年になるはずだ。ここで、最低でもスマホで2割程度のシェアを取り、PCでは他のWindowsを圧倒したいはずだ。






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